圧入施工技士試験

圧入施工技士試験とは

 圧入施工技士試験は、圧入施工技能の向上を目的として制定しました。技能の習得に応じて、一級圧入施工技士と二級圧入施工技士があります。平成28年7月、圧入協会が一般社団法人への移行に伴い、「圧入施工技能審査」から名称を変更しました。


圧入施工技士試験の効果

建設業界への貢献

 圧入施工に職種としての格付けが実施されることにより作業者のプロ意識が高まり、更なる技術力の向上につながります。一級圧入施工技士、二級圧入施工技士が増えれば、基礎工事の工程で安全・確実でしかも短納期が実現します。
 これにより、建設工事がスムーズに立ち上がり、後の工程にもよい影響を与えることができます。


地域社会への貢献

 圧入施工は、下水道の整備工事など生活に密着した社会資本整備事業で多く採用されています。厚生労働省から認定を受けた技士が作業をすることで、より質の高い基礎工事が行われます。また、圧入施工の特徴である『無振動・無騒音』のメリットも最大限に活かせ、地域住民に安心を与えることができます。




圧入施工技士の社会的地位の向上

 技士としての称号を与えられた技能者は、社内において責任ある立場になるだけでなく、建設業界からも大きな期待が寄せられます。つまり、他の有資格者と同様に、貴重な人材として認められ、社会的・経済的な地位の向上が実現されます。

技能審査

圧入施エ技士の区分

一級圧入施工技士

 圧入施工に関し、豊富な経験と非常に高い技術を持っています。圧入施工に必要な基礎工学の知識も有し、他の作業者を指導・教育できます。

受験資格:
二級取得後5年以上の実務経験者又は、労働安全衛生法に墓づく杭圧入引抜機の特別教育を修了した者で、圧入施工に関し8年以上の実務経験者

二級圧入施工技士

圧入施工に関し、多くの実績と高い技術を持っています。工事現場では、施工管理・進捗管理ができ、責任者としての役目を果たします。

受験資格:
労働安全衛生法に基づく杭圧入引抜機の特別教育を修了した者で、圧入施工に関し3年以上の実務経験者

特別教育講習修了者

全国圧入協会が労働安全衛生法に基づき実施している杭圧入引抜機の特別教育を修了した者で、杭圧入引抜機を安全・確実に操作できます。