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標準施工手順
機械配置
圧入工法は圧入機本体とパワーユニットのほか、杭材を圧入機本体に建て込むためのクレーンが1台あれば施工できます。
※ 機械およびその配置は現場条件によって異なります。
![機械配置 平面図](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko01.gif)
![機械配置 側面図](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko02.gif)
圧入工程
圧入機本体を前に移動させる工程を「自走」と言います。ここでは、自走を含めた一連の圧入工程をCGアニメーションでご覧ください。
圧入工程
初期圧入工程
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-1.jpg)
圧入機本体と反力架台を水平に設置
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-2.jpg)
反力架台に土質条件と杭長に応じた反力ウェイトを積載
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-3.jpg)
反力架台上の総質量を反力として最初の杭を圧入
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-4.jpg)
自走させ圧入を終えた杭を反力杭としてつかみ、反力を増強
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-5.jpg)
圧入機本体が初期反力杭の上に移動するまで杭を圧入施工
![U形鋼矢板](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko03-6.jpg)
反力ウェイトと反力架台を撤去し、初期圧入完了
後退自走手順
圧入完了地点で圧入機を直接撤去できない場合、自走装置を使用して撤去可能な位置まで後退自走を行います。
![後退自走手順 部位名称](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-0.png)
![後退自走手順 1](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-1.png)
自走装置とストッパーを装着
![後退自走手順 2](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-2.png)
クランプを開き、マストを上昇
![後退自走手順 3](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-3.png)
サドルを後退
![後退自走手順 4](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-4.png)
マストを下降させ、杭をつかむ
![後退自走手順 5](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-5.png)
自走装置を開いて上昇
![後退自走手順 6](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-6.png)
マストを後退
![後退自走手順 7](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko04-7.png)
チャックを下降させ、杭をつかんで完了
前進自走手順
圧入開始地点に圧入機を直接設置できない場合、自走装置を使用して圧入開始地点まで前進自走を行います。
![前進自走手順 部位名称](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-0.png)
![前進自走手順 1](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-1.png)
自走装置とストッパーを装着
![前進自走手順 2](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-2.png)
自走装置を開いて上昇
![前進自走手順 3](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-3.png)
マストを前進
![前進自走手順 4](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-4.png)
チャックを下降させ、杭をつかむ
![前進自走手順 5](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-5.png)
クランプを開き、マストを上昇
![前進自走手順 6](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-6.png)
サドルを前進
![前進自走手順 7](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko05-7.png)
マストを下降させ、杭をつかんで完了
施工性
カーブ施工
圧入機本体には、チャック回転、マスト旋回、クランプ左右のメカニズムが備わっており、カーブや複雑な計画法線にも対応することができます。最小施工半径は、杭材及び圧入機の仕様によって異なります。
コーナー施工
![カーブ施工](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko06.png)
圧入機(Uパイラー)本体には、同位置から進行方向と直角に左右各2枚づつ計4枚の鋼矢板を圧入および引き抜き可能な「コーナーフォー(C4)」機構が標準装備されています。圧入機本体の位置を変えずに、コーナーを曲がった進行方向に2枚目(図のL2、R2)まで圧入し、方向転換時の反力杭としてその後ろ側(進行方向と反対側)にも2枚まで施工できます。このコーナーフォー機構によって、市街地での建築工事や狭小な現場でも、安全かつ効率的に締切工や立坑建設を行うことができます。
![コーナー施工](../img/bosaiGijyutsu/hyojyunSeko07.png)