(左:尾﨑正直高知県知事、右:中岡智信会長)
2015年7月24日、当協会と高知県は大規模災害時の復旧対策支援活動に関する協定を締結しました。本協定は、高知県において地震や津波により広域的かつ甚大な被害が発生した際に、協会の会員企業が保有する油圧式杭圧入引抜機や技術者等の出動によって、高知県が管理する公共土木施設の災害復旧活動を円滑に支援することを目的としています。高知県の尾﨑正直知事は締結式で「圧入工法は現場条件の厳しい場所での施工も可能であり、高知市など長期浸水からの早期復旧に大きな期待をしている」等と述べられました。当協会において行政機関との防災協定の締結は初めての事例で、今後他の行政機関にも働きかけを行い、圧入工法を通じた社会貢献を全国規模で推進していきます。
■ 協定締結の目的
- 南海トラフ地震などの大規模な地震や津波による広域的かつ甚大な災害の発生時において、県の管理する公共土木施設の災害復旧対策を円滑かつ的確に行う
■ 協定内容
- 当協会は、高知県と会員企業との間で支援連絡体制を構築・維持する
- 当協会は、大規模災害時には高知県の要請に基づき、会員企業の圧入機、技術者、運搬車両等の出動により、復旧支援活動を行う
- 高知県は、当協会に対し、大規模災害時に災害復旧支援を要請するとともに、可能な範囲で支援活動に不足する資材、クレーン、燃料類ならびに道路啓開情報を提供する
■ 協定締結により期待される効果
- 安全、急速、確実な施工を行う圧入工法により、河川・海岸堤防の応急復旧対策が早期に行える
- 市街地への海水の進入を最小限に抑えることで、長期浸水の早期解消、ならびに生活基盤の早期復旧につながる
- 全国規模の協会員ネットワークにより、広域的な支援が行える