積算歩掛・数量の算出
- Q1.
- 現場作業条件における補正係数で「1ブロック当り」とありますが、この「1ブロック」とはどういう意味ですか。
- Q2.
- 施工機械の1日当りの標準運転時間T=6.3hの根拠はありますか。
- Q3.
- 夜間施工などで、施工機械の1日当り運転時間がT=6.3h以上確保できない場合はどのように積算すればよいでしょうか。
- Q4.
- 硬質地盤クリア工法において、最大礫径での土質区分が定められていますが、土質柱状図での最大礫径か現地盤での最大礫径どちらを適用すればよいですか。
- Q5.
- 硬質地盤クリア工法において、コンクリートがらなどの地中障害物への施工を検討していますが、施工は可能でしょうか。施工が可能な場合はどのように積算すればよいでしょうか。
- Q6.
- 硬質地盤クリア工法において、最大N値、最大礫径、礫の混入率、一軸圧縮強度をもとにした土質区分が異なる場合、どの区分を適用すればよいでしょうか。
- Q7.
- 鋼矢板を引抜きながら切断する場合の歩掛はどのように算出すればよいでしょうか。
- Q1.
- 現場作業条件における補正係数で「1ブロック当り」とありますが、この「1ブロック」とはどういう意味ですか。
- A1.
- 圧入機を設置してから一連の鋼矢板を施工後、施工機械を撤去するまでの連続施工が可能な区間をいいます。
- Q2.
- 施工機械の1日当りの標準運転時間T=6.3hの根拠はありますか。
- A2.
- 「国土交通省土木工事積算基準 油圧圧入引抜工」での運転日当り運転時間と同等として設定しています。
- Q3.
- 夜間施工などで、施工機械の1日当り運転時間がT=6.3h以上確保できない場合はどのように積算すればよいでしょうか。
- A3.
- 施工計画を立案し、実際に確保できる1日当り運転時間をもとに比例計算にて歩掛を算出します。
- Q4.
- 硬質地盤クリア工法において、最大礫径での土質区分が定められていますが、土質柱状図での最大礫径か現地盤での最大礫径どちらを適用すればよいですか。
- A4.
- 一般的には、現地盤での礫径は土質柱状図と比較して3~5倍程度と想定できます。積算資料では、土質柱状図の表記を基準として現地盤での礫径を考慮したものとなっていますので、土質柱状図での記載内容によって判断してください。
- Q5.
- 硬質地盤クリア工法において、コンクリートがらなどの地中障害物への施工を検討していますが、施工は可能でしょうか。施工が可能な場合はどのように積算すればよいでしょうか。
- A5.
- 無筋コンクリートであれば、施工は可能と判断できます。コンクリートの圧縮強度をもとに土質区分「岩盤」にて、歩掛を想定できます。ただし、想定した歩掛と施工現場での施工能率が大幅に異なる場合も考えられますので、設計変更の対象となるように条件明示などの確認を行う必要があります。
- Q6.
- 硬質地盤クリア工法において、最大N値、最大礫径、礫の混入率、一軸圧縮強度をもとにした土質区分が異なる場合、どの区分を適用すればよいでしょうか。
- A6.
- 判定項目によって土質区分が異なる場合は、土質区分の最大値を用いて算出を行います。
- Q7.
- 鋼矢板を引抜きながら切断する場合の歩掛はどのように算出すればよいでしょうか。
- A7.
- 「SMP工法 鋼矢板圧入引抜標準積算資料」に該当する歩掛が記載されています。なお、低空間専用機(クリアパイラー)で同様の施工を行う場合は、「上部障害クリア工法 鋼矢板圧入・引抜」を参照してください。