圧入Q&A

第11回 圧入Q&A 解答

第11回 圧入Q&A(初級編) / 土木学会誌 2012年7月号掲載

Q.
構造物の近くで鋼矢板の施工を計画しています。
どのくらい近くまで接近できますか?


A.
ハット形状の「ゼロ矢板」と、専用圧入機「ゼロパイラー」を用いる「ゼロクリアランス工法」により、境界線や隣接構造物に対して "隙間ゼロ" で杭を圧入できます。

【圧入工法における側方離隔の比較】 【ゼロパイラーの種類と適用杭材】
【施工事例】 【ゼロクリアランス工法とは】




【圧入工法における側方離隔の比較】 

※ ゼロクラッシュパイラーで硬質地盤圧入を行う際に、近接構造物との離隔確保が必要となる場合があります。計画の際は当協会までお問合せください。






【ゼロパイラーの種類と適用杭材】

ゼロパイラーには、杭材や貫入技術の違いにより3つの機種があります。

※ SCZ-600で硬質地盤圧入を行う際に、近接構造物との離隔確保が必要となる場合があります。計画の際は当協会までお問合せください。






【施工事例】

▼ 鉄道近接の施工例
鉄道近接の施工例(青森県) 鉄道近接の施工例(大阪府) 鉄道近接の施工例(千葉県)
▼ 構造物近接の施工例
構造物近接の施工例(島根県) 構造物近接の施工例(東京都) 構造物近接の施工例(イギリス)
▼ 狭隘地での施工例
狭隘地での施工例(北海道) 狭隘地での施工例(埼玉県) 狭隘地での施工例(福岡県)




【ゼロクリアランス工法とは】 

■ 境界線や隣接構造物へ"隙間ゼロ"で圧入

ゼロクリアランス工法

ゼロ矢板と専用圧入機ゼロパイラーにより境界線や隣接構造物に対して隙間(デッドスペース)ゼロで圧入杭連続壁を構築する工法です。狭隘な水路の土木工事や敷地の有効活用が求められる建築工事において、これまで利用できなかった土地を最大限活かすことができます。