圧入Q&A

第38回 圧入Q&A 解答

第38回 圧入Q&A / 地盤工学会誌 2017年3月号掲載

Q.
狭くて重機が入れない住宅地の水路改修工事で、自立式鋼矢板護岸を施工することはできますか?


A.
GRBシステム施工により施工可能です。また、家屋などに近接して施工する場合は、ゼロクリアランス工法を用いれば近接施工が可能です。

◆GRBシステム

GRBシステム

GRBシステムは、圧入杭を地中に押し込む圧入機本体を先頭に、油圧動力源であるパワーユニットとそれを移動させるユニットランナー、杭を建て込むクランプクレーン、作業基地から杭材を搬送するパイルランナーで構成されます。全ての機械装置が完成杭をつかんで自立しているため転倒の危険性は無く、工事の影響範囲は杭上の機械幅のみにまで抑えられます。

◆施工実績(鋼矢板)

施工実績(鋼矢板)1 施工実績(鋼矢板)2

施工実績(鋼矢板)3 施工実績(鋼矢板)4

◆施工事例(ゼロ矢板)

ゼロクリアランス工法は、専用に開発された圧入機ゼロパイラーとゼロ矢板(NS-SP-J)により、
近接する構造物との隙間(デッドスペース)を「ゼロ」の状態で圧入施工することが可能な工法です。

施工実績(ゼロ矢板)1 施工実績(ゼロ矢板)2

施工実績(ゼロ矢板)3 施工実績(ゼロ矢板)4