圧入Q&A
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第12回 圧入Q&A 解答
第12回 圧入Q&A(初級編) / 土木学会誌 2012年8月号掲載
- A.
- 圧入施工のための反力となる既設杭がない場合、「反力架台」を用いて初期圧入を行います。
作業工程など関連情報を下記しますのでご覧ください。
【初期圧入の標準工程】
圧入機本体と反力架台を水平に設置(下図①)、土質条件と杭長に応じた反力ウェイトを積載し(下図②)、その総質量を反力として最初の杭を圧入します(下図③)。自走し、圧入を終えた杭を反力杭としてつかむことで、反力を増します(下図④)。圧入機本体が完全に初期反力杭に移動し(下図⑤)、反力ウェイトと反力架台を撤去すれば初期圧入は完了です(下図⑥)。
【各種条件化での初期圧入】
■ 水上施工で反力架台が設置できない場合
①初期反力杭をバイブロハンマなどで施工する場合と、②陸地側で初期圧入を開始し水上の施工線まで継続して圧入する場合とがあります。
■ 施工線上に反力架台が設置できない場合
構造物や境界線に近接して反力架台が設置できない場合、構造物に対し初期反力杭が垂直になるように反力架台を設置し初期圧入を行います。圧入作業を進め規定の施工線に達した時点でコーナー施工を行い施工線に圧入機の向きを合わせます。
■ 既設の杭等が利用できる場合
継続工事などで既設の杭を反力杭として利用できる場合は、初期圧入は不要です。
その他ご不明な点がありましたら当協会までお問い合わせください。