圧入Q&A

第29回 圧入Q&A 解答

第29回 圧入Q&A / 地盤工学会誌 2014年12月号掲載

Q.
ハット形鋼矢板900で高剛性の壁体を構築したいが、Ⅳw型、ⅤL型相当の剛性を持つ材料はありますか?


A.
あります。2014年4月にハット形鋼矢板900の製造・販売サイズが拡充されています。

従来のハット形鋼矢板900は10H(Ⅱw型相当)、25H(Ⅲw型相当)の2種類でしたが、2014年4月より45H(Ⅳw型相当)、2014年7月より50H(ⅤL型相当)が新たに拡充されています。

よって、これまでⅣw型以上の剛性を必要とする現場では、ハット形鋼矢板900の採用が見送られてきましたが、これらの材料が拡充されたことにより、高剛性を必要とする現場でのハット形鋼矢板900の採用が可能となります。

各種材料の断面性能については、こちらの「材料断面性能」をご覧ください。