圧入Q&A

第35回 圧入Q&A 解答

第35回 圧入Q&A / 地盤工学会誌 2016年7月号掲載

Q.
鋼管矢板を圧入工法で施工する場合、最初の1本目はどのようにして施工しますか?


A.
下図のように反力用鋼矢板を左右に7~9枚×2列圧入して、この反力用鋼矢板の引抜抵抗力と鋼管パイラーの機械重量を反力として、最初の1本目を圧入します。
 鋼管矢板長が25mを超える場合や、地盤が硬質で高い圧入抵抗力となる場合は、反力不足となります。この場合は、最初の1本目は短い鋼管矢板(下杭など)を仮に圧入して、2本目から本来の鋼管矢板を圧入します。

◆鋼管矢板の初期圧入
鋼管矢板の初期圧入

◆参考写真

反力架台の設置状況

反力架台の設置状況

機械の組立状況

反力架台の設置状況

初期圧入①

初期圧入①

初期圧入②

初期圧入②

初期圧入③

初期圧入③

初期圧入④

初期圧入④