圧入Q&A
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第14回 圧入Q&A 解答
第14回 圧入Q&A(初級編) / 地盤工学会誌 2012年12月号掲載
- A.
- 岩盤でも施工実績があります。
硬質地盤クリア工法は、当協会が発行する積算資料では最大換算N値500以下、最大一軸圧縮強度40N/mm2以下、岩級区分でCM級以下の地盤が適用範囲となっています。
ただし、実際の現場ではこの基準を超える、最大一軸圧縮強度100N/mm2程度の岩盤層への施工実績があります。
施工事例を掲載していますのでご覧ください。
【岩盤での施工事例】
■ 硬質片岩
橋梁新設のための仮締切工事で、硬質片岩(一軸圧縮強度170N/mm2)へ鋼矢板を圧入施工した事例です。
■ 凝灰角礫岩
河川改修のための仮締切工事で、凝灰角礫岩(一軸圧縮強度124N/mm2)へ鋼矢板を圧入施工した事例です。
■ 花崗岩
地下鉄駅舎建設のための土留工事で、花崗岩(一軸圧縮強度40~130N/mm2)へ鋼矢板を圧入施工した事例です。
■ 粘板岩
送水管埋設のための立坑構築で、粘板岩(一軸圧縮強度52.2N/mm2)へ鋼矢板を圧入施工した事例です。
■ 蛇紋岩
橋梁架け替えのための仮締切工事で、蛇紋岩(一軸圧縮強度29.3N/mm2)へ鋼矢板を圧入施工した事例です。
【積算について】
硬質地盤クリア工法の積算資料には、最大換算N値が50を超え180以下の地盤を適用範囲とする「国土交通省土木工事標準積算基準書(共通編)」と、最大換算N値が500以下までのより硬質な地盤を適用範囲とする、当協会発行の「硬質地盤クリア工法 鋼矢板圧入標準積算資料」があります。
岩盤層を含む土質条件での設計でお困りの際は当協会までお問合わせ下さい。